心の距離ってどういう距離ですか?
先日『本部に近くなりたい、皆と近くになりたい、心の距離を縮めたい』と連絡をしてきたスタッフがいます。色々な事を考えていて、今日何を話そうかずっと考えてきた。
自分達が未来に立った時、過去の時代からどういう風に変わってきたのか?
それをみんなが認識しているかどうか?
今日は二つの話を含め話そうと思う。
『竜馬がゆく』などを書いた司馬遼太郎という作家がいる。
ある本の中で『名こそ惜しければ』という言葉があるが自分という存在(名前)そのものにかけてはずかしいことは出来ない、しないとの意味。
立場はどうであれ自分の行いに対し高い誇りと責任を持ち
みんなが一緒に努力し助け合い生きていく事、それが『公の意識』という事を今回皆に言いたい。
我々がどこを目指し、何をすべきか?
時代は鮮やかに変化している。洋服を売れば良い時代はとっくに終わっている。
洋服にまつわる色々なものが周りにある。それをどういう形で具現化し表現するのか?
ここにFAがやるべき事がたくさんあると思う。
ひとつの話、
第二次世界大戦にドイツの詩人が『世界最大の悪であるヒトラーが共産主義者を虐待した時、私は共産主義者でなかったから声を上げなかった。
その次にヒトラーが600万人ものユダヤ人を虐殺したその時、私はユダヤ人でなかったから声を上げなかった。そして最後にヒトラーが私を攻撃してきた時、後ろを振り向いたら全員が死んでいた・・・』と。
すでに遅いんです。
自らが率先して手を挙げなければ何も変わらない!
『デトックス』~『体内洗浄』今のうちの会社に必要なのはあなた方のハートをどこまで表現出来るか?
悪しきものは去って、新しいものを作っていく。
明らかに変化しているその時代にいるあなた方自らが心の距離を縮めないと会社の形にはならない。
もう一つの話は
戦争が終わり、戦車が置き去りにされていた小さな町で、桃を食べたいというある家族を兵士が戦車で連れて行った。子供たちは魚釣りにも連れて行った。
その戦車は今ではトヨタ自動車。時代は変化しても変わらないものは家族で暮らす生活・子供たちと魚釣りをする生活、皆の為に何ができるのかを考え行動する事。
それが人間の『本筋』だと思う。
これが『公の意識』というものです。
これから我々がやるべきこの会社の『形』なんです。
この業界を含め会社そのもの全てが厳しくなる中どう戦っていくか。
本部が、俺自身が、物事を決めるのではなく、スタッフ全員が何を考え、何を思い、何ができるか?
そうしたらこの会社は出来上がる!
瀧澤が創っている会社ではない。あなた方が創っている会社なんです!
5年前に亡くなった素潜りで120M泳いだジャックマイオールは『こんな素敵な海は厳しい自然が守ってきたからこそ、この海がある』と。
我々はこれから厳しい事にぶつかるでしょう。
その厳しさこそあなた方がやらなければいけない
『努力と知恵』です。
アクシデントが起きたとするのであれば、その責任は全部俺がとります!
挑戦してもらいたいんです!
Jun